日本と海外の水道水の様子
日本は、終戦直後の不衛生極まりない時に、
米国GHQの指導に従い殺菌のために塩素を投入してきました。
時代が変わっても、その時の基準、場合によってはそれ以上の塩素投入が
いまだに続けられています。
水道水を口にしたとたんに、カルキ臭で飲めない。
炊いたご飯が美味しくない。
洗った野菜に元気がない。
お風呂に入ると、肌荒れをおこす。
塩素による弊害です。
日本の大都市は、河川の下流に多く、中流域などの生活雑排水で汚染された
可能性のある河川水が生活水になってしまっています。
当然、高度な浄水処理を行いますが、
この塩素による急速処理が、問題なのです。
現在の米国は、当時日本に課せられた塩素濃度基準よりもはるかに 低い基準値に変わっています。
また、ヨーロッパ地域は塩素殺菌は多大なリスクを伴うので、
自然に近い形で良質な水を確保する考え方です。
良質な原水を確保するために、目の前の河川から引かずに、
何百キロも離れたアルプスの泉水を引いてきたり、
水源の周りを保護地区にし、原水の汚染防止を図ったりと努力しています。
ヨーロッパと日本の癌疾患などの病気の割合が違うのは、
こんな違いも影響しているのかも?!