人命救助と社会復帰への希望をつなぐ、水素のチカラ
突然の強い胸の痛み、呼吸困難や吐き気などを伴う心筋梗塞。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、
平成26年には全国で3万8,991人もの尊い生命が奪われました。
また、この疾患は蘇生に成功した場合でも、
その後、心停止後症候群を発症しやすく深刻な問題になっています。
心停止後症候群は心筋梗塞などで心臓が一時的に止まり、
治療によって血液が再び流れ始めた時に発生する活性酸素が元凶。
この活性酸素が細胞を傷つけ細胞死を引き起こすのです。
細胞死の程度や範囲によっては、
重い後遺症や最悪の場合は死に至ることもあります。
慶應義塾大学医学部では蘇生したラットに水素を吸わせる実験を実施。
蘇生しただけのラット生存率が4割程度だったのに対し、
水素治療を行うと生存率は約7割に向上しました。
蘇生後の後遺症を防ぐ目的で、すでに確立されている低体温療法と、
水素治療を併用すると生存率は8割を超えたそうです。
同大学では人に対する臨床治療がまもなく開始されます。
活性酸素を取り除き、細胞を守る力があるとされる、水素。
脳の細胞も守るので後遺症が少なく、早期の社会復帰が期待されます。
「水素水」もまた、日々の健康づくりをサポートする身近なものとして、
さらに多くの方々の役に立つことができれば幸いに思います。