いろいろな炭とさまざまな活性炭
焼き鳥屋や焼き肉店でたまに見かける備長炭。
固い樫の木を高温で焼いた備長炭は
炭質が密で、強い火力が特徴です。
不純物をほとんど含まず、煙が発生しにくいことから、
食材への匂い移りが少なく料理店等で重宝されています。
広葉樹の樫から作った備長炭が「燃料向き」とすれば、
「調湿向き」なのが、針葉樹の炭。
針葉樹の炭は仮導管と呼ばれる表面の細孔が大きく、
湿度を調節するスピードは備長炭の2倍以上といわれています。
その他、画材用やガーデニング用の炭などいろいろあります。
一方、活性炭は炭素を豊富に含む素材を高温で加工したもの。
原料は木材チップ、おが屑、木炭、石炭、樹脂、ヤシ殻などさまざま。
微量物を吸着する性質があり、脱臭や水の浄化に欠かせません。
多くの浄水器はフィルターに外国産ヤシ殻の活性炭を採用していますが、
輸入原料ならではの課題(価格変動・輸送費高騰)があります。
こうした中、近年登場したのが、国産モミ殻の活性炭。
余剰資源を有効活用、容易な原料調達、輸送費の削減に加えて、
ヤシ殻以上の、今までにない吸着力を発揮する期待の新素材です。
弊社ではモミ殻活性炭の高性能フィルターを搭載した新型浄水器を、
まもなく販売開始いたします。どうぞご期待ください。