走る炭素、空飛ぶ炭素
21世紀は炭素の時代。
さまざまな分野に進出する炭素は魔法の素材と言われるほど。
炭素を加工した炭素繊維は、
自動車の車体や旅客機の主翼部品に採用され、
構想中の宇宙エレベーターの主要素材としても有望視されています。
炭素繊維を世界に先駆けて実用化したのは日本の企業。
国内の主要3メーカーが世界市場の約7割を占める勢いです。
研究開発と生産の独走を可能にしたのは、
長い歴史を持つ日本の炭焼き技術。
伝統のものづくりが、未来のものづくりに活かされているのです。
鉄の10倍もの強度を持ちながら、
重さは約4分の1。
強くて軽く、さらに未知の可能性を秘めた炭素素材は、
今後も、環境、エネルギー資源、情報通信、バイオ、医療など、
次世代の基幹技術を力強く支えてくれることでしょう。
私たちが手掛けるセントラル浄水器でも、
炭素素材は大きな役割を担っています。
高性能ACFフィルターに組み込む活性炭(炭素)は、
優れた吸着性能を持つ素材を厳選、複数を組み合わせることで、
おいしくてきれいな浄水を継続して供給できるように工夫しています。