清涼感たっぷり、水の国わかやま
日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する、和歌山県。
荘厳な滝や多彩な表情の河川、雄大な海原など、
美しい水辺の眺望を愉しむことができる、水に縁のある地です。
平成29年末まで長期開催中の「水の国、わかやま」観光キャンペーンでは、
こうした和歌山のみずみずしい魅力をふんだんに紹介しています。
和歌山と言えば、世界遺産「熊野古道」。
伊勢へ七度、熊野へ三度という言葉通り、
古来より、そして今も多くの人々がこの地を訪れています。
ところで、太平洋を臨む紀伊半島南部の特徴は多雨気候。
沖を通る黒潮から発生した雨雲が年間約3,000ミリの多雨をもたらします。
古道が伸びる奥深い山地は大量の降雨を蓄え、丹念に磨きます。
天然のミネラル成分を含んだ澄みきった水は、
やがて古座川や那智川などの清流や名瀑・那智の大滝へ。
川底を泳ぐ小魚の群れを眺めたり、
涼しげな滝の霧に包まれると疲れた心も和み癒されることでしょう。
清流を引き込んだ畑で栽培した特産のわさび。
天然水のかき氷や、伏流水を使った古式醸造酢をはじめ、
海の幸・山の幸など、グルメ要素もいろいろ。
厳しい残暑が続く都会を離れて、
清涼感あふれる水の国をひととき旅するのも一興かもしれません。