水エンジンを宇宙へ
気圧を下げると水は20~30度で沸騰します。
液体の水が気体の水蒸気になるときの急膨張を、
噴射力として活用するのが水エンジンです。
水蒸気に電波を当てて発生させたイオンを噴出させるものや、
その両方を組み合わせたハイブリット型もあります。
ロケットを打ち上げるような推進力は生み出せませんが、
宇宙空間で小型の人工衛星をコントロールするには充分です。
軌道から外れた衛星を元へ戻したり、
役目を終えた衛星を軌道上から離脱させることができれば、
増え続ける宇宙デブリ(ゴミ)問題解決につながるかもしれません。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大学が開発した
小型月探査機「エクレウス」に搭載される水エンジン。
安価で、環境にもやさしく、取り扱いやすい水が、
持続可能な宇宙利用を支えるマテリアルになるとして、
各方面から熱い視線を集めています。
ダステックスのセントラル浄水器「Mizuho」は、
過剰な塩素を取り除いた浄水を家中に供給するシステムです。
私たちは飲料としての水や生活で使う水をはじめ、
さらに広い視野で水に関するさまざまなニュースや情報を収集し、
これからも多くのユーザー様にお届けしていきます。